サイトアイコン 流しよみ

感想文の書けない小学生に伝授!コツは親が書くのではなく手伝うのです

読書感想文

読書感想文

感想文の書けない小学生は割と多いです。

自分の子供が初めて読書感想文の宿題を貰ってきた!
「この子に文章能力はどこまであるのだろうか?」と気になるお母さん。
そして案の定「読書感想文て何を書けばいいの?」と聞いてくる子供(笑)

でも、母親としてはどこまでを子供に伝授したらいいのか線引きが難しいですよね。
つきっきりで細かく教えても子供の為にもならないだろうし、
かといって「自分の思い通りに書いてみなさい」では子供も伸びないだろうし・・・。

ここでは、小学生の子供に読書感想文を教える時のポイントなどをご紹介いたします。

読書感想文の書き方はどんな風に書けばいいの?
読書感想文の根本を理解しよう

小学生低学年の子供だと、「読書感想文」と言えば、
「自分の読んだ本について書けばいいのだ」と単純に思ってしまいがちですよね。

そうすると、どんな文章が出来上がるのかと言いますと、
”自分が読んだ本の紹介と最後に読んだ感想”で感想文が完了してしまいます。

しかし、それではただの本の紹介に自分の思ったことを添えただけのただの文章です。

では、読書感想文では何が求められているのかと言いますと、
「本を通じて自分の人となりを紹介する」ということが求められているのです。

つまり、自分が強く感じた所の本の紹介を所どころ抜粋して、
その抜粋した箇所について自分はどう思ったのかということを
しっかりと文章にすることが大切なのです。

そして、最終的には、”その本がどんな本であったのか”ではなくて、
”その本を通じてあなたはどのような人なのか”
ということが伝われば、それが本当の読書感想文になるわけです。

では、読書感想文の書き方はどんな流れで書いていくとよいのでしょうか?

小学校低学年の段階では、
日数を分けて書くという方法が一番読書感想文を上手く書くことができます。

基本的には、ブロックを三つに分けて行いましょう。

まず、
「本の初めの部分を抜粋」→「自分の似たような体験を記述」→「それに対する感想」
この流れで400字づめ原稿用紙を書いてみましょう。

もしも原稿用紙3枚の場合は、3日間に分けてこの作業を繰り返します。
もちろん、2日目にも初めの部分を書いていてはいけないことは分かりますよね。
2日目、3日目と本も読み進んでいったことが分かるようにしましょう。

そして、3日目には、
本を全て読み終わって自分はどう思ったのかということをまとめます。

小学校低学年では、なかなかまとまった内容の読書感想文を完成させることが大変です。

しかし、このようにブロックに分けて同じことを繰り返せば、
読書感想文にもまとまりが出てきます。

日にちを分ければ文章が苦手な子供でも嫌がらずに書くことが出来ますので、
是非この方法で読書感想文を完成させてみましょう。

読書感想文の書き方の具体的な内容を紹介

では、もっと読書感想文を書く内容について詳しくご紹介してみましょう。
先程もお伝えしたように、読書感想文はただ本の内容を紹介するものではありません。

本を読んだことで自分はどう思ったのかということを書き、
最終的には自分の人となりが分かる内容にすることが大切です。

では、まずは本の内容については、どんな内容を抜粋すれば良いのかということですが、
色々な場面の文章を何個も抜粋する必要はありません。

大切なことは、”自分が強く感じた所”を抜粋するということです。

そして、どうしてこのセリフについて強く感じたのか
ということを感想文の中に折り込みましょう。

それから先程のように
「自分の体験談」→「感想」といった流れで書いていくことが
相手を引きつける読書感想文の書き方です。

また、読書感想文の自分の気持ちを表わす時には、
「喜怒哀楽」を感じた所を抜粋するようにすると、より文章に面白さが出ます。

特に、「怒」の感情については、
出来るだけ抑えて表に出さない方が良いというイメージがありますが、
素直に「怒」の感情を表に出すことによって、
読書感想文を通じての人との繋がりがより温かくて血の通ったものになるのです。

もしかしたら、自分が「怒」の感情を表に出したことで、
読書感想文の発表を聞いている友達も
「自分も怒るという感情を時には出してもいいのだ」
ということに気がつくかもしれません。

そして、句読点の位置にも注意を払ってみましょう。
句読点があまりに多すぎると読んでいても話の理解がしづらいものです。

たとえば、「私は、○○という文が、とても面白いと、思いました」という様に、
子供の場合は句読点を多くしてしまう傾向があります。

この場合は、「私は○○という文が、とても面白いと思いました」となるのですが、
これに気がつくためには、声に出して読んでみるということで
句読点を増やしたり減らしたりしやすくなります。

小学生低学年の子供の場合は、声に出して読んで
句読点が多すぎて詰まらないかということにも注意を払うとより高評価となります。

最後に、読書感想文が完成したら、1日経ってからまた読み返してみるとよいです。
どんなに注意深く書いていても、誤字脱字はあるものです。

それは、読み返すことで解消されますので、
完成度を高めるためにもしっかりと読み返しましょう。

小学生低学年の読書感想文については、

年齢を重ねた時に子供が一人で立派に書けるサポートをすること

ここまで、様々な読書感想文についてのポイントをご紹介してきましたが、
小学校低学年の宿題というものは、
そのほとんどが親のサポートがないと完成しないものばかりです。

では、なぜそのような親のサポートが必要なものが多いのかと言いますと、

小学校低学年の時期に親と子供が
しっかりとコミュニケーションを取りながら宿題に向かえば、
子供の年齢が上がってきた時に、
子供は自分でどのように宿題を進めていったらよいのかが分かるため、
あまり苦労せずに進んで宿題に取り組むことが出来る様になるのです。

つまり、その土台作りを今から始めてくださいね。ということなのです。

小学校低学年の子供に必要なことは、「安心」「安定」「愛情」の三つです。

つまり、読書感想文しかり、その他の宿題に関しても、
親が子供の側で「あなたが大事なんだよ」ということを子供に伝えながら見守ることが、
子供の毎日のエネルギーを作りだし、勉強スイッチが自然と入るようになるのです。

とは言っても、お母さんだって毎日とても大変で
そんなにつきっきりで子供の側にいることが難しいですよね。

でも、たった10分だけでも親子で宿題に向き合う時間があるのとないのとでは、
小学校高学年になった時の子供の勉強意欲に差が出てくるのです。

ポイントは、親が子供の読書感想文を手伝うのではなく、
親と子供が読書感想文を通してコミュニケーションをとるということです。

子供が読書感想文のスタートを切り出せるように上手く背中を押してあげること、
つまづいたら話し合いながらサポートして
また前に進めるようにするということが大切です。

まとめ

小学校低学年の子供の読書感想文については、
親は子供とコミュニケーションをとりながら
しっかりと愛情を注ぐことが大切だということが分かりました。

しかし、愛情を注ぐということは、
何から何まで手伝ってあげるということではありません。

愛情をかけて見守るということが、子供の成長をより伸ばしてくれますので、
親はあくまでも子供のサポートに徹するようにしましょう。

>目次へ

>トップページへ

モバイルバージョンを終了