子供が1歳くらいになると、絵を描くことを覚えます。
また、上に兄妹がいる子供の場合は、もっと前から上の子の書くことを真似したくて、
ペンを持つことに興味がある子供も沢山いますね。
しかし、子供にとっての初めての落書きは色々な所に書いてしまうので、
見ている親はヒヤヒヤものです。
ちゃんと紙の上に書いてくれたらいいのですが、
そもそも「紙って何?」という子供だって沢山いるので、
何度お願いしても紙以外の所に書いてしまいます。
そんな子供はどんな気持ちで落書きをしているのでしょうか?
ちょっと落書きしている子供の気持ちを覗いてみましょう。
子供の落書き対策は?
早速ですが、子供の落書き対策として何を行っていますか?
子供に我慢をさせずに、母親もストレスの溜まらない方法を色々ご紹介いたします。
「落書きOKスペース」を作る!
「紙の上に書いて」と言ってもなかなか書いてくれないし、
書いてくれたと思ってもどんどんはみ出して結局他の所に落書きの跡が残ってしまう・・・
そういう時には、いっそのことどこかに落書きスペースを作ってみましょう。
今は、500円くらいで黒板を購入することができます。
そのような黒板をリビングの壁にかけてもいいですし、
子供部屋がある時には子供部屋に作ってあげましょう。
いきなり巨大な黒板が現れて
「どこにでも書いていいよ」
と言われれば、喜んで黒板に書いてくれます。
お風呂は落書きの時間にする
落書きスペースを作ることも落書き対策として良いですが、
落書きする時間をしっかり決めてあげることも良い方法です。
例えば、子供と一緒にふれ合うことが出来るお風呂の時間に、
お母さんも一緒になってお風呂に落書きをして遊んでみてはいかがでしょうか?
お風呂で落書き出来る専用のペンも販売しています。
1,000円くらいで購入することが出来ますので、このようなペンでワイワイと思いっきり落書きする時間を作ってあげると、お母さんと一緒に楽しく落書き出来た記憶も残って今まで以上に楽しいお風呂タイムになりますね。
不要なペンは片付ける
「晩ご飯の時間に間に合わない!」と思ってもくもくとご飯を作り、
ふと子供に目を向けると一面落書きだらけになっている・・・
それは、親が子供の手の届く所に不要なペンを置いていたことが原因です。
子供は落書きが大好きなので、ペンを見つけたら落書きするのは仕方ありません。
少しでも子供に起こらなくても済むように、子供にイライラしなくても済むように、自分の時間が持てるように、出来るだけ不要なペンは子供の手の届かない所に場所を変えましょう。
チャコペンを与える
クレヨンやマジックなどはなかなか消すことが出来ませんが、
手芸で使うチャコペンならこすれば取れます。
また、3日くらい放置しておくとその内消えますのでお母さんの負担も少なくて済みます。
もしも消えにくい時には濡れた布で軽くこすれば綺麗に消えます。
町の写生大会に参加する
「もっともっと絵が描きたいんだー!」
と落書きが大好きな子供には、写生大会に参加させてみるのも手です。
いつもは使うことの出来ない絵の具などを使って新しい絵を書くことは、子供にとってはとても刺激になりますし、思いっきり絵を描くことが出来るので、とても喜んでくれるはずです。
家族で参加するのも良いですね。
子供に落書きさせないために心理をついたしつけや叱り方は?
子供の落書き対策については、色々な対策が家庭でも出来ることが分かりましたね。
では、そもそも子供はどうして落書きをしたがるのでしょうか?
そんな落書き大好きな子供の心を見ていきましょう。
子供からのメッセージ
関西女子短期大学の中尾美千子先生は、
幼児の頃に落書きについては子供の言葉だと教えています。
つまり、子供の落書きは絵を描くことで何かを発信するツールになっているということ。
ストレスをなくし、緊張をほどいている
落書きには、脳をリラックスさせる効果もあることが分かっています。
子供の場合は何気ない落書きからストレスを発散させているのです。
昔、授業中にノートに全く授業と関係ない絵を描いていたことはありませんか?
これも実は、授業に集中しようとしている証拠で、
脳の緊張を落書きすることで取り払おうとしているのです。
想像力・記憶力・集中力を高めている
落書きは、想像力・記憶力・集中力をアップさせる効果があります。
また、手を動かすということは記憶を定着させる働きもありますのでとても脳の活性化には良いのです。
子供が自由な発想で絵を描くということは、
それだけ想像力や創造力が高まるということなのです。
子供に落書きを注意する方法は?
子供が落書きをするということは、子供が成長していく上でメリットになることが沢山あることがわかりました。
とは言っても、新築で建てた家に落書きされたり絶対に落書きして欲しくなかった所に落書きされたら本当にたまりませんよね。
そんな時には、まず子供は親を困らせようとして落書きしているのではないということを理解してあげることが大切です。
ではどうしたら良いのかと言いますと、
「ゲッ!!!」
という気持ちをグッと抑えて
「何を描いたの?」
と優しく聞いてみましょう。
すると子供は嬉しそうにその落書きを見せてくれるはずです。
「絵が上手になったねー!上手くかけたね!」とその時に褒めてあげると、
子供は自分の行為を認められてことで心が満たされて更に嬉しくなります。
子供の落書きを認めてあげたら、
「今度はこっちの紙に描いてあげよう!お父さんも○○ちゃんが描いた絵が見たいって言ってたよ!」
と、紙に書くことを促します。
すると、子供はすんなりと紙の上に描いてくれます。
ある程度、やってもいい事といけない事の区別がつく年齢の子供が何度も紙ではない所に落書きをしてしまう時には、「お家がエンエンて泣いてるから紙に書いてあげよう」と、どうしてこの場所に描いてはいけないのかという理由を添えてあげるのも効果があります。
NGな注意の仕方
子供の落書きを注意する時に一番行ってはいけないことは、落書きした子供に対して叱ることです。
「こんなに落書きして誰が消すの!」
「これ油性じゃん!消えないじゃん!どうするの!」
などと子供にしかりつけることは絶対に行ってはいけません。
先程もご紹介しましたが、子供は親を困らせたくて落書きしている訳ではないのです。
また、落書きは成長段階でとても大切なことなのです。
子供の落書防止グッズ紹介
子供の落書きは、子供が成長している上で大切な遊びなのだということが分かりましたね。
出来るだけ、大人も子供もストレスのかからないように落書きを楽しませてあげたいものですが、やはりお家は綺麗に保ちたいもの。
子供が落書きが出来て家が綺麗になるグッズはないものでしょうか?
- 壁保護シート
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画像引用:
item.rakuten.co.jp/ikkyu-an/glo-01078-4/壁に貼ることも出来るし剥がすことも、再度貼ることも出来るすぐれものです。
リビング一面に貼ってあげればリビングが落書きで汚れることもありません。
- クロス汚れ取りスプレー
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画像引用:
https://item.rakuten.co.jp/le-cure/bcf-070/壁やクロスに落書きされてしまった時にサッと一拭きすれば落書きを消すことが出来ます。
- 窓専用クレヨン
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画像引用:
item.rakuten.co.jp/wakuwaku00/wakuwaku28/窓に落書きをするならこのクレヨンを使わせれば簡単に落とすことができます。
- お風呂専用クレヨン
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画像引用:item.rakuten.co.jp/bellepo/kitpas-kfs2/お風呂でお絵かきしてまた消して・・・イライラの落書きが楽しいお風呂タイムに変わります。
- 黒板ステッカー
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画像引用:
https://item.rakuten.co.jp/auc-world-info2859/black_board_seat_45/チョークで書くのはペンと違ってまた違う感触があって楽しいものです。
- 落書き禁止
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画像引用:
https://item.rakuten.co.jp/e-netsign/sp-7-r/字の読めない子供への効果は少ないかもしれませんが、幼稚園くらいの子供には効果があります。
まとめ
子供が変な所に落書きしたものが、いきなり目に飛び込んで来るとかなり衝撃を受けてしまいます。
「これは一体何が起こったんだ・・・!?」とこっちは大混乱の上に悲しみと怒りが噴火しそうになりますが、子供は親に意地悪してやろうと思って落書きをしている訳ではないということがわかりました。
子供にとって落書きは成長する段階でとても脳に刺激を与えてくれますので、出来るだけ子供の脳を成長させる上でも無理矢理止めさせることはせずに、お互いがストレスのかからない方法で改善策をとりたいものですね。
つまり、子供の成長の為にも「歩み寄り」が大切ってことかもしれません。。。。