洗濯したら色物の色が移ってしまった!大切に着ていた服なのに・・・
もうこれはかなりのショックですよね。
せっかく大切に長く着ようと思っていた服だと、洗濯で色物から色移りしてしまった服を元に戻せないかと思うものです。
でも、洗濯で色物から色移りしてしまった服って想像するからにあまりおちなさそうですよね・・・。
一番のおすすめはクリーニングに出すことですが、対処は早い方がいいのも事実。
ここでは、洗濯で色物から色移りしてしまった時に、自分で元に戻す方法はないか探してみました。
洗濯で色物から色移りしてしまった物は元に戻せる?
洗濯で色物の服から色移りしてしまった時に元に戻す方法はあるのでしょうか?
はっきりとした方法があれば、その色移りしてしまった服を綺麗に戻すことが出来ますよね。
しかし、結論から言いますと、色移りしてしまった服に関しては、
洗濯で色物から色移りしてしまった色を、完全に取り除くのは難しいです。
また、他の服から色移りした服よりも、同じ服同士で色移りする方が、ほとんど取れない場合が多いです。
しかし、残念ながら上記でもご説明した通り、色移りしてしまった服というのは、
完全に元の綺麗な状態に戻すことはかなり難しいです。
とは言っても自宅で出来る限り色移りしてしまった服などうにかしたいというのが節約主婦の本音です。
そんな時には、
色物からの色移りは洗濯している温度や洗剤が色移りをする条件を満たしてしまったことが原因で起こります。
他の色物から色移りした服の場合は、洗濯物が乾く前に、もう一度同じ方法でその色のついてしまったものだけを洗ってみます。
もしくは、洗剤を先程よりも多めに入れ、洗濯水の温度を40度くらいにし、乾かない内にもう一度洗濯してみる。
この時に、酸素系かアルカリ系の漂白剤も一緒に入れるとさらに落ちやすくなります。
という方法をとってみましょう。
塩素系は洗濯対象が色物の場合は絶対にNGです。
乾かない内に何度も洗濯しても、ますます色が落ちてしまうだけです。
同じ服で色移りしてしまった場合
ちなみに、同じ服から同じ服に色移りがあった時には、自分で綺麗にする方法は残念ながらありません。
そのため、色移りしてしまった服の対処法としては、
- 諦めて部屋着にしてしまう
- クリーニング専門店にお金を払ってお願いする
- 今の服の色よりももっと濃い色に染め直してもらう
という方法があります。
きっぱり諦めてクリーニングに出すか、部屋着にしてしまいましょう。
洗濯で色物から色移りしやすい条件ってあるの?
次に、また同じ過ちを繰り返さないように、どんな時に色移りしやすいのかということを考えてみましょう。
そもそも色移りはどうして起こるのかといいますと、
洗濯している温度や洗剤が色移りをする条件を満たしてしまったことが原因で起こります。
色移りをする条件は1つではありませんので、それぞれ見ていきましょう。
- 洗濯をする時の染色堅牢度
-
洗濯をしている時に色移りをすると、服全体に色が移っているのが特徴です。
これは、洗濯をしている時に、染料が溶け出すことで色が移ります。染料には、「染色堅牢度」という色素の丈夫さを計るものがあるのですが、
その堅牢度が低ければ低いほど染料が溶けて色移りしやすくなります。
- 脱水をしている時
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脱水をしている時の遠心力で色が移ってしまう場合です。
この時にはまだら模様に色が移ります。
- 湿気を長時間放置している時
-
染料によっては時間をかけながら色素が出てくるものもあります。
そんな色素を持っている服の場合は、脱水後しばらく放置しておくと湿気と他の水分を含んだ服からの重みで色素が出てきてしまい、
「洗濯をしている時には何ともなかったのに、時間が経ってら見てみるとじんわりと色素が移ってしまっていた」ということがあります。この場合は、同じ服同士の色移りと同じくらい、色移りを元にもどすのは難しいので、部屋着に替えることをおすすめします。
- 天然繊維の服
-
どんな服でも色移りをしてしまう時はしますが、その中でも木綿や絹、麻などの服の場合はより色移りしやすいです。
つまり、藍染めなどで濃い色に染め上げている服ほど色落ちしやすいので気を付けましょう。
衣服によっては、色落ちすることが注意書きとして書いているものもありますので、洗濯をする時には注意書きがあるかないかを確認するのも大切ですね。
洗濯で色物から色移りをさせない為のポイント
毎回、洗濯で色物の色が移ってしまった時に、いちいち対処したり、クリーニングばかり出してはお金も勿体ないですよね。
そこで、ここでは大切は服に色移りしない予防法などをご説明いたします。
では、色移りをさせないようにするにはどんなことに気を付けたらよいのでしょうか?
色々ポイントを抑えていきたいと思います。
色移りしそうな服を見極めて分けて洗う
洗濯ものの色移りしやすい物の見極める方法としては3つの方法があります。
- 襟や袖などに濡れたタオルで少しこすってみると色がついた
- 着ている時に下着に服の色がほんわかついている
- 洗濯機に入れた時に水が濁った
上記の方法で色落ちしそうな服を見極めてみましょう。
洗濯をしたことがない服や数回しか洗っていない服、
また汗を大量にかいている服などは体温で色素が溶け出してしまっている場合がありますので、
洗濯をする前に色移りしないか事前に確認しましょう。
洗濯ネットを使う
直接他の洗濯ものに触れないことで、色物からの色移りをしにくくします。
また、洗濯ネットを使うことで、脱水した時の遠心力で色が飛び散るのを防ぎます。
ジーンズの場合は塩と酢でつけ置きする
ジーンズは色落ちしやすい衣服で有名ですね。
このように色落ちしやすい服だと分かっている時には、事前に色落ち防止をすることもポイントです。
ジーンズにかぶるくらいの水を入れ、その中に塩と酢(各大さじ1)を入れて、30分つけ置きした後に普通に洗濯しましょう。
絶対に色落ちしそうだという服の場合の洗い方
絶対に色落ちしそうな服だと分かっている時だって、
いつまでも洗濯せずに着るわけにはいきませんよね。
そんな時には、2つの方法で洗うことをおすすめします。
- クリーニングに出してしまう
-
もう自宅で洗うことは初めから諦めてプロにお任せしましょう。
これが一番安心していられます。
- 余分な染料を抜いてしまう
-
こちらは自宅でも行うことが出来ます。
色移りてしまう余分な染料を除けば、色移りはかなり防げますよね。
自宅で余分は色落ちを落とす方法をご紹介いたします。(しかし、この方法は柄物には行えませんので注意しましょう、単色の場合のみです。)
- 洗面器8割くらいに40度くらいのお湯を張り、液体洗剤を5cc入れる
- そのまま衣類を3分ほどつけ込みます。
- その後、割り箸などで服を傷つけないように1分程ジャブジャブと洗います。
- そのまま10分ほど放置し、色が出たお湯は捨てます。
- 洗濯機に入れ、1分ほど脱水をします。
- 取り出して、今度は常温の水で服をジャブジャブと洗い、また10分放置します。
- 更にまだ1分脱水をします。
- 形を手で整えて干して完了です。
脱水は、あまり長時間おこなうと服にシワがつきますので短く行いましょう。
まとめ
洗濯していて色物の服から他の服に色が移ってしまった場合には、
なかなか綺麗に元に戻すことは難しいということが分かりました。
その中でも、色移りした服が別の服からの色移りの場合は自宅でも色を落とす方法はありますが、
同じ服からの色移りは方法がありませんでした。
やはり、このように色移りをさせない方法としては、
- 洗濯表示をよく確認してから洗濯をする
- 初めての服の場合は、まずは水洗いをしてから着る
ということを徹底すると、かなり色移りの失敗は防げますので、
洗濯機に放り込む前にほんの少しの一手間をかけてみることをおすすめします。