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書道の筆の寿命ってどのくらいなの?専門店と選び方も紹介

11月2日は「習字の日」です。

習字が日本文化の振興や発展に大きく貢献して、

日本全国に定着するように・・・と制定されました。

書道を通じて文化・教養活動が

一層発展するようになればいいですね。

ここでは書道の筆の寿命ってどのくらいなのか?

等について調べました。

書道の筆の寿命は・・・

書筆のお手入れは、しっかりと水で墨を落とし、

毛に沿って丁寧にふき取り

風通しの良いところで乾燥させます。

一般的な管理方法ですが、

そのどれかをおざなりにしてしまうと、

劣化の原因となり長持ちさせることができません。

動物の毛を使用している筆ですが、

シャンプーの使用はしてはいけません。

他の絵筆などですと、洋画などの絵具を落とすのに

必要な場合がありますが、

書道で使用されている墨はそれほど

糊が強いわけではないため、水だけで十分です。

筆は、同じ動物の毛を使うとしても、

その毛の生える位置によって毛質が変わります。

たくさん取れる部位は、コシが強く、硬い書き味の毛は安く、

希少な部位は、しなやかで墨含みがよく、

書きやすい毛は高くなります。

例えば、馬の毛になりますと、

タテガミ、胴の毛、脚の毛、尾など

それぞれ毛の生えている位置で種類が分けられています。

タテガミや尻尾などのたくさん採れる毛は、毛質が硬く

弾力のある書筆となり、

おなかの部位に生えているあまり採れない短い毛は、

毛質が柔らかくしなやかな書筆となります。

鼬などの小動物は、

その毛質から非常に書きやすい筆を作ることができますが、

身体が小さい分毛の採れる量も少ないこともあり、

高くなることが多いです。

毛を採取する部位・その動物の希少さが、

主に値段が変わるポイントとなります。

極端に安い筆は、

動物の毛を使用していないことが多いです。

書道の筆って専門店あるの

いまは、インターネットで安い筆も、

高級な筆も購入できます。

わたしも、小学生の時は

あかしやの1本1,000円もしない筆を使っていました。

級から段をとれるようになってからは、

長栄道や壽山堂の、

筆を購入しましたが・・・

弘法筆を選ばずという、

ことわざがありますよね。

その通りで、うまい人は道具の良し悪しを

問題視はしません。

といいますが、やはり自分が使いやすいものを

選ぶのがいいですね。

高ければいいというわけではないのです。

それぞれの人の手に合った筆を選ぶことです。

書道の筆の選び方は・・・

書道で一番大事なのは、筆です。

選ぶときに迷うのも筆です。

上級者であっても筆選びに失敗すると、

思うように字が書けないのです。

書道に慣れ親しんでいる人でも

筆によって左右されるのですから、

初心者ならなおさらです。

書道の筆にはいろんな種類があります。

穂先の形状、軸の太さ、軸の長さ、筆の長さなど。

重要なことは自分が書きたいものに

合っていることです。

穂先が尖っているもの、まとまっているもの、

穂先が円錐状のもの、

毛のコシが程よくて弾力のあるものが、

穂先の形状として重視するところです。

太さについては、軸の太さで号数が決まっています。

軸が太い=穂も太くなるというわけです。

選ぶ際は書く文字の数によって変えると良いです。

軸の長さは、長いほうが上級者向けといえます。

初心者はあまり長いものを選ばないようにしましょう。

安い筆は、素材がナイロンなど混じっている場合があります。

筆は羊毛や馬毛、イタチの毛などのものを使った方が、

細かいハネなどいわゆる書き心地が違います。

値段は違いますが、

安すぎるとしっくりこないことが多いので、

しっかり素材も見て買い換える必要が

ないように選びましょう。

まとめ

日本の伝統文化である書道。

ずっと憧れていた方や、

いつか美しい字を書きたいと思う人は多いです。

書道を始めるのに年齢は全く関係ありません。

毛筆が生み出す文字の美しさは、

その人の心そのものが伝わります。

お子さまの習い事としてだけではなく

大人も書道を楽しんでみてはいかがでしょうか。

書道って何段まであるのでしょうか?

流派によりちがいはありますが、

初心者は10級から始めます。

基本ができたところで、だいたい初段のレベル。

5段から10段を最高の段位としている流派が多いです。

最高の段位は、段位を与える書道教室や書道団体が

独自に認定しています。

学校で書道を教える場合には、

教員免許が必要です。

特に高校で教える場合には

書道の教員免許が必要です。

しかし、書道を仕事にするのに必要な段位は特にありません。

書道教室で教える場合も、

絶対に必要な資格というのはないのです。

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