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鏡餅の飾りにはそれぞれ大切な意味があった!飾り方と処分の仕方は?

年末が近づくにつれお正月の準備で大忙し!

とくにお正月に欠かせないもの鏡餅です。

鏡餅はできたものを床の間や

神棚に置いて飾る方がほとんどだと思います。

ですが、なんで鏡餅の上にみかん?

と思ったことはないですか?

彩りの問題なの?

ま、たしかに緑よりオレンジ色のほうが鏡餅には映えます。

当たり前ですが、彩りの問題ではありません。

なんで一番上にみかんのってるの?

なんで草みたいなのを入れるの?

という疑問を含め、鏡餅に飾られる飾りの

意味や飾り方についてみていきましょう。

鏡餅に付いてる飾りの意味ってなんだ?

一般的な鏡餅に飾られる飾りや意味を紹介します。

鏡餅を置く台

三方(さんぽう/さんぼう)と言います。

神様をお迎えする礼儀として使われます。

神社やお寺に行くとよく

見かけるのではないでしょうか。

飾り1:橙

鏡餅の一番上に乗っている飾りです。

橙は収穫せずそのまま置いても

新たな実をつけるため、

「だいだい」と呼ばれるようになりました。

代々子孫が繁栄の「代々」と「橙」をかけた縁起物です。

また、実をつけても2〜3年以上落果しにくいことから、

家族の長寿を願う意味もあります

じつは橙は一年中色がついているわけではありません。

冬のみ熟すため、その期間のみ赤みの黄色に変身します。

冬を過ぎ春になるとまた緑色に戻ります!

今は橙が手に入りにくいため、

みかんで代用する家庭も多いですが、

このような意味があるんだということを

覚えておいてください。

飾り2:裏白

鏡餅の一番下に飾る飾りです。

名前のとおり、葉っぱの後ろは白色です。

そのため葉っぱの裏が白いことから

裏表がなく潔白の意味があり、

また白髪になるまの長寿を願うという意味もあります。

裏白は左右対称でもあるため、

夫婦円満も意味します。

飾り3:四方紅

鏡餅をのせる紙です。

紅色で四方を囲むことで災いから守り、

今年一年の繁栄を願うものです。

また、紅白で魔除けの意味もあります。

飾り4:御幣、紙垂

裏白と同じ位置に飾る飾りです。

お相撲さんがまわしについていたり、

神社の大しめ縄についているものと同じです。

四方に繁栄・繁盛するように願いが

込められています。

また、四方紅と同じように

魔除けの意味もあります。

飾り5:譲葉

裏白、紙垂と同じ位置に飾る飾りです。

新しい葉っぱが出てから古い葉っぱが落ちることで、

家督を子孫へと譲り、

代々家系が続くという意味です。

上記であげたものが一般的な飾り物になります。

地域によっては、

昆布、串柿、扇、神馬草、伊勢海老など

縁起の良いものを飾るようになっています。

お正月に飾る鏡餅の飾り方はどのようにするの?

鏡餅の飾り方は、大きいお餅と小さいお餅の上に

みかん置けばOK!ではありません。

じつは正しい飾り方があります。

では、基本的な飾り方をお教えします。

まず、三方(ない場合はお盆など)に四方紅を

(半紙の場合は2枚垂らすように)敷き、

譲葉と裏白を置きます。

その上に大きなお餅、

小さなお餅を重ね一番てっぺんに橙をのせます。

裏白は裏の白いほうを見せるのが基本ですが、

逆に緑のほうを見せてもいいところもありますので、

住んでいる地域に合わせましょう

このほかに、縁起物も一緒に飾ります。

「よろこぶ」からきている縁起物の昆布。

飾り方は、大きいお餅と小さいお餅の間に

縦に垂らして挟んだり、横に挟んだりします。

串柿は三種の神器の一つ「剣」に見立てて

串に柿を10個刺しています。

扇は形から末に広がるため、

橙と同じところに飾り繁栄を願います。

私の地域では、「神馬草」という海藻を飾ります。

神馬とは神様に支える馬のことです。

その馬の尾っぱに見えることから

その名が付いた海藻で、子孫繁栄の意味があります。

基本的に飾られた鏡餅にプラス縁起物を飾る

というのが、正しい飾り方になります。

鏡餅の飾りはどうやって処分するの?普通に捨てても大丈夫?

鏡開きでご利益のあるお餅を食べた後は、

飾りなどの処分はどうしたらいいのか正直困りますよね…

「終わったし、ゴミ箱に捨てよー!」

と簡単にゴミ箱に捨てるには気が引けますよね。

そこで気分良く処分できる方法をお教えします!

神社に持っていく

正式な方法「どんど焼き」や「お焚き上げ」を行なっていますので、

神社に持っていくことが一番です。

※紙、木、わらが対象になりますので、

プラスチック製品は持っていかないようにしてください。

自宅で処分

神社に持っていけない場合は、

自宅でも処分可能ですが必ずやり方を守ってください。

塩で清める

大きい紙(新聞紙でもOK)に飾りを置き、

左→真ん中→右手の順に塩を振ります。

塩を振り終わったら、

飾りを包むように紙を畳みます。

袋に入れる

飾りを包んだ紙のみ入れてください。

再度塩で清める

袋に入れたら再度塩で清め、

年神様に感謝の気持ちを表します。

それが終われば処分できます◎

プラスチック製品は指定されている

処分方法で大丈夫です。

気になる方は上記の方法で清めてから

処分してください!

まとめ

いかがでしたか?

なんとなく飾られている鏡餅ですが、

意味がたくさん込められてることがわかったと思います。

私もぜんぜん知らないことが多かったので、

次のお正月からは意味を意識して迎えられます。

良い年を迎えることはとても大切です。

ぜひ今年のお正月の準備から

やってみてはいかがでしょうか?

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