子育てで子供の叱方がわからない時に注意しなくてはいけないのは、
その子がどんなタイプの子なのかということです。
「言って分かるタイプの子」もいれば、
「言っても我を突き通して失敗し、初めて反省するタイプの子」
もいます。
つまり、生まれもった子供の性格をしっかりと把握して、
それに合った叱り方をすることがとても大切です。
ただ、どのタイプの子にも叱り方で共通する大切なことはあります。
それは、
- 感情的にならない
- どこがいけなかったのかポイント毎に一緒に考える
- 目を見て叱る
ということです。
感情的にならない
親が子供に叱ろうとしているのに、
「やばい!怒られる!!」
と思ってヘラヘラしたり逃げたりする子供っていますよね。
大体4.5歳でやる子が多いですが、
そうすると親は怒っているのにますます怒りがわき上がり
爆発してしまいそうになります。
「こっちの言うことをちゃんと聞けー!!」
と叫びたくなり、いざ叱る時には、
先程叱ろうと思っていた時よりもヒートアップして
感情的になってしまうことがあります。
しかし、感情的に話すと子供は何を親が言いたいのか、
要点がまとめられないことが多く、
しっかりと悪かったことが理解出来ないまま謝ることになります。
感情的になりそうな時には、1度深呼吸をして子供から離れましょう。
そして、子供への叱り方をもう1度自分でシミュレーションすることが大切です。
どこがいけなかったのかポイント毎に一緒に考える
叱る時には、子供に分かるように、
いけなかったポイントをちゃんと確認しながら叱ることが大切です。
叱り方としては、例えば、
兄妹げんかであきらかに兄の方が悪く、
妹を泣かせてしまった場合・・・。
(親)「今、いけなかったことは3つあるよ。何か分かる?」
というように、
子供にまずは何個いけなかったことがあったのかを把握させましょう。
すると、子供は必死に3つ探そうとします。
”1つは叱ろうとした時に逃げたことだよね・・・
もう一つは自分が妹を泣かせてしまったことだよね・・・
あれ??もう1個は何だろう・・・?”
と考えます。
そして、
(親)「分かるものから言ってごらん」と言うと、
(兄)「逃げたことと、妹を泣かせたこと」と言います。
この時に、自分が悪かったと認めたことについては、
きちんと叱りましょう。
分からなかった部分については、一緒に考えてあげましょう。
(親)「相手に嫌なことをしてしまったり、
女の子や友達を泣かせてしまった時には、なんて言うんだった?」
(兄)「ごめんなさい」
(親)「妹には謝った?」
(兄)「謝ってない・・・」
(親)「もう1つのいけなかったことは何か分かるね?」
(兄)「謝ってないこと」
(親)「そうだよ。よく分かったね。まずは妹に謝っておいで」
と、こんな感じに最後のいけなかったことについても自分で理解させましょう。
その後に叱ることがポイントです。
目を見て叱る
「目は口ほどにものを言う」と言いますが、
子供に叱る時にはしっかりと相手の目を見て叱るようにしましょう。
これは、子育てでなくても仕事中にも言える叱り方ですが・・・。
親が子供の目を見て真剣に叱っていると、
子供は親の親権な気持ちが伝わりますのでちゃんと反省してくれます。
絶対にやってはいけないのは、
親が何か他毎をしながら叱るという方法です。
子供にちゃんと分かってほしいことがある時には、ちゃんと子供の前へ行き、
子供の目線まで腰を落としてから叱るようにしましょう。
いつも以上にガツンと叱る時には逃げ場を作って!
子育てをする上で叱る時には、
逃げ場を作ってあげることも大切です。
叱り方としては、例えば、母親が2回叱っても分からない場合は、
父親にガツンと叱ってもらうのはかなり効果があります。
しかし、その時に大切なことは、子供の逃げ場を作っておくということです。
例えば、普段温厚なお父さんが子供に叱ると、
子供はかなりびっくりして反省します。
そして私の経験上、大泣きする確率が高いです。
”私が子育てで叱るよりも泣いてない?”
と母親が思うくらい泣く時があります。
こうなったら、もう子供は
”これをやったらお父さんにめちゃ怒られるんだ”
と学習しますので、100%悪いことはしなくなるとは言えませんが、
かなりマシになることが多いです。
そこで、大切はことは、
子供がお父さんにガツンを叱られた後に
優しく包んであげる場所を作っておくということです。
子供はお父さんに叱られて泣きはらした顔で
お母さんの所にきっと来るでしょう。
そうなった時に母親まで一緒になって
ガツンと叱っては子供の心が壊れてしまいます。
子供が母親の所に来たなら、
「お父さんも怒っていたね。悪いことって分かった?もうやらないね」
と優しく頭をなでてあげましょう。
子育てで叱り方がわからないまとめ
子育てをする上での叱り方は、
間違った叱り方をすると子供が恐怖心を覚えるだけです。
子供を叱ってちゃんと理解と反省を促すためには、
親も感情的になったり他毎をしていてはいけません。
言って分かる子にも失敗して分かる子にも、
ちゃんと目を見て理解させながら叱るようにしましょう。
また、叱っても効果がない場合は、
違う人にガツンと叱ってもらうこともおすすめです。
その場合は子供の逃げ場も作っておきましょう。