赤口に婚姻届を出すなら時間帯を気にしたほうがいいと、縁起を気にする人はいいます。
せっかく婚姻届を提出なら、自分達が付き合った日やお互いの誕生日の間を取った日、
またクリスマスなどのイベントと記念日に合わせて籍を入れたいという人はとくに多くいます。
では、「この日に籍を入れよう！」と二人で決めた暦が六曜の赤口だった場合には、
婚姻届を提出する日を変えた方がよいのでしょうか？
赤口に婚姻届を出す時間帯は正午がベスト？
結論から言いますと、赤口は仏滅のように終日凶だという日ではありません。
そのため、もしも暦を気にして入籍日を変えようと悩んでいる場合は、
凶の時間を避けて籍を入れにいけば大丈夫です。
赤口の吉である時間は11～13時までの3時間です。
この3時間の間に婚姻届を提出できれば吉になるので大丈夫です。
また、「思い立ったが吉日」という言葉があるように、
二人が「この日にしよう」と決めた時が一番の良い日なのです。
暦を気にせずに婚姻届を提出していても幸せに暮らしている夫婦は沢山いますので、
二人の気持ちを優先させて婚姻届を提出しに行きましょう。
ちなみに、入籍など何かしらの予定で、
赤口など当日の六曜が気になる方は、
こちらで六曜を確認できます。
赤口に婚姻届を提出するのを反対されたら
しかし、いくら科学的根拠は全くないとは言っても、
親や他の親族から「その日は縁起が悪いから避けなさい」と言われれば、
気持ちよく籍を入れることが出来ませんよね。
そのような時は、この先、親族間では付き合いが切れませんのでお互いに歩み寄る方法を探すことが大切です。
たとえば、まずは自分達がどうしてこの日に入籍したいのかという理由や、縁起の良い時間に入籍するようにするということを伝えてみるのも１つの手ですね。
それでも先方が納得いかないようであれば、他の日を探すことをした方が、後々の親族間のお付き合いがスムーズにいきますので入籍日をずらすこともおすすめします。
そもそも、なぜ昔の人は入籍日を気にするのかと言いますと、
昔は結婚式や入籍をする時には、大安か友引の午前中に行うのがあたり前だったからです。
そのイメージが抜けないので、赤口に入籍をするということは考えにくいのです。
それでも、意見が対立して平行線をたどるようなら、折れた振りをして内緒で目当ての日に提出してしまいましょう！
赤口は科学的根拠は一切ない
先程、赤口は11～13日までの3時間なら吉だということをお伝えしましたが、
このようにお伝えすると「やはり時間だけでも気にした方がよいのだろうか」と考える人も沢山いるでしょう。
しかし、そもそも赤口を含む六曜とは「占い」にすぎないのです。
六曜とは飛鳥時代に中国から日本に伝わってきた占いなのですが、
江戸時代からは日本独自にアレンジされるようになり、吉凶が追加されたのです。
つまり、元々は吉凶はなかったのです。
そして、明治時代には一度この六曜を信じることは廃止されているくらい、曖昧なものなのです。
そのため、吉とか凶を気にするのは、かなり科学的根拠のないことだということが言えます。
まとめ
赤口に婚姻届を提出するのは全くいけないことではありませんでした。
そもそも六曜に関する吉凶は、中国から伝来した時には存在せず、後々日本が独自に付け加えたものなので、科学的根拠はありませんでした。
そのため、自分達の入籍したい日に入籍をすることをおすすめします。
しかし、付き合いの深い親族間で反対が起きた時にはお互いが納得する形をとってから入籍するようにしましょう。
