通夜の翌日に葬式をやることは、決められた事項なのでしょうか？
人が亡くなるとまず行われるのがお通夜であり、その後にお葬式が行われますよね。
このお通夜とお葬式の日取り決めは、いつまでに行えば良いのでしょうか？
地方によっても行い方は様々ありますが、ここでは一般的な方法をご紹介いたします。
通夜の翌日に葬式はやるもの？
よくあるパターンとしては、人が亡くなってから翌日にお通夜を行い、翌々日にお葬式を行うという方法があります。
でも、お通夜とお葬式に関しては、「何日までに行わなければいけない」という決まりは一切ありません。
そのため、亡くなってから2日後にお通夜をしても１週間後に行ってもよいのです。
ただ、火葬だけは、亡くなってから24時間が経過していないと火葬することが出来ないという決まりがあります。
とは言っても、お通夜やお葬式を先延ばしにするということは、
その日数分ご遺体をそのまま保存しておかなければいけないということになってきますので、
現実的に考えると、やはり亡くなってから早めにお通夜やお葬式を行うことが良いとされています。
通夜の意味や日取の決め方は？
では、お通夜の日取りはどのように決めたらよいのでしょうか？
そもそもお通夜とは、親族や縁者が集まり、故人と最後の夜を過ごすことを言います。
そのため、お通夜の時にはよるは誰か一人は絶対に眠らずに起きているものです。
そんなお通夜の日程を決める時には、
お寺、葬儀場、火葬場、友引の前日ではないかという条件が全て揃って初めて行います。
例えば、友引が葬儀の時にあたってしまう場合には、お通夜を２日行う所もあります。
その場合は、一日目が仮通夜で近親者のみで行い、２日目は本通夜で一般の方も参列することが出来ます。
また、年末年始は火葬場がお休みになったり、冬場では亡くなる人が多いため、
火葬場が一杯で予約が取れない場合にはお葬式の後の火葬が出来ませんので、お通夜自体も先延ばしになることがあります。
とは言っても、地方によってや故人の生前の意向により、今は様々な葬儀が執り行われています。
例えば、お通夜やお葬式を亡くなる前に行う生前葬を行う人もいますし、
どうしても故人と繋がりの深かった人達の都合が合わずにお通夜が出来ないという場合もあり得ます。
兄妹や子供が海外に赴任していてすぐにかけつけられないからお通夜もすぐには出来ないという場合も昨今ではよくある話です。
友引は気にする？
お通夜の時には友引は気にせず行われますが、次の日の葬儀が友引にあたる時には、
お通夜も先延ばしになる所が多いです。
そもそも友引にはどうしてお葬式を行わないのかと言いますと、
友引の時にお葬式を行うと、友も一緒にあの世へ連れていってしまう（友を引く）という言い伝えがあるからです。
しかし、この言い伝えは迷信でしかありませんが、
一般的に広く認識されてしまっているため、今でも友引にお葬式をすることは避けられています。
また、このような迷信から、友引にお葬式を控えるので、そのため火葬場が休みの日にしていることも多く、
六曜で友引を気にしなくても、火葬場がお休みで、友引を避けざる得ないこともあります。
まとめ
お通夜とはお寺や葬儀場、火葬場や友引の前日ではないかということが全部揃って初めて行われるということが分かりました。
しかし、今は地方によっても、故人の意向などでも様々な葬儀の行い方がありますので、
生前に故人がどのような葬儀にしたいのかということを聞いておけたらいいですね。
