友達と柏餅を食べていたら、
友達が餅を包んでいる葉っぱまで食べていてビックリ!
聞けば、柏餅の葉っぱは
食べるものだと教わってきたとか。
柏餅の葉っぱは食べる地域と
食べない地域で別れるものなのか?
そもそも柏餅の葉っぱは食べれるものなのか?
この記事ではそこんところをハッキリさせます!
柏餅の葉っぱを食べる地域ってあるの?
全都道府県の方に聞けたわけではありませんが、
全国的に柏餅の葉っぱは食べる地域と言うものは、
特定できませんでした。
柏餅の葉っぱを食べる地域は特に無いというのが答えですね。
割と満遍なく柏餅の葉っぱは食べないと言う声が多く、
「食べる」また「は食べるものだと教えられた」
と言う声がちらほら。
柏餅の葉っぱは食べる地域は、
若干関西に多い印象でしたが、
全体的な印象としては、
柏餅の葉っぱは食べる地域と言うよりは、
各家庭で「食べるもの」だと教えられていたりしているようで、
「普通は食べません」との声が多いことから、
同じ地域でも分かれるのが現実です。
結論としては、
柏餅の葉っぱは全国的に食べないのが普通で、
各家庭によっては、何かの勘違いで、
「柏餅の葉っぱは食べるもの!」
として受け継がれてと思われます。
現に「柏餅の葉っぱは食べるもの!」と教えられてきた人も、
後に柏餅の葉っぱが「固くて不味い」から
食べなくなったりするケースも多くあります。
ちなみに、かの昭和天皇も、
手違いで一緒に出された柏餅の葉っぱを食べて、
「不味い~」と感想を漏ら したとか。
というかそんな固くて不味い柏餅の葉っぱって、
そもそも食べれるものなのでしょうか?
柏餅の葉っぱは食べれる物なのか?
柏餅の葉っぱは、そもそも「柏の葉」ではありません。
柏餅の葉っぱの大概は「サルトリイバラ」と言う植物の葉っぱです。
サルトリイバラは、一応は食べられる野草とされています。
まあ、食べるもちを包むものなので、
食べても問題は無いのでしょうが、
出たての若い葉っぱや茎の先端のやわらかいところが食べれるところで、
てんぷらにしたり、軽くゆでたりして
基本的には火を通して調理をします。
しかし、
柏餅を包んでいる葉っぱは、
香り付けのために使っているだけで、
食べるための調理加工はされていません。
若い葉っぱでもなさそうですし。
つまり、食べることは想定されていないのです。
これは柏餅の葉っぱを食べる地域があるのか?
以前の話になってきますが、
「柏餅の葉っぱを食べる地域はない」
の1つの回答になるのではないでしょうか?
じゃあなんで食べる家庭もあるのか?
柏餅と桜餅の葉っぱを混同した可能性
柏餅とにた形態に桜餅がありますが、
柏餅の葉っぱを食べる家庭では、
ご先祖様が柏餅と桜餅の葉っぱを混同した可能性が強いですね。
桜餅の葉っぱは、薄くて柔らかい桜の葉っぱを、
ゆでて塩漬けにしています。
柏餅の葉っぱと違い、
桜餅の葉っぱは食べるための調理加工はされているんです。
昔の人は、
柏餅や桜餅を、気軽に食べれたわけではないと推測できます。
今現在でも、
柏餅の葉っぱを食べるものなのか?
と分かれるぐらいですから、
当時桜餅の葉っぱをそのまま餅と一緒に食べているのを見て、
似た形態の柏餅も同じだと勘違いしてもおかしくはない話です。
昔の人は頑固な方が多そうですしね。
そのままかたくなに子供に教え伝え、
教養したのではないでしょうか?
「不味くてもそういうものだから!」
とね。
和菓子屋さんも柏餅の葉っぱは食べない
柏餅に関してプロの和菓子屋さんも、
柏餅の葉っぱは食べないそうです。
こうなると、食べる人は単なる勘違い感が強まるばかりですね。
だって、作ってるプロが言ってるんですから。
いよいよもって、
柏餅の葉っぱを食べる地域は無いというのが妥当ではないでしょうか?
まとめ
以上のことから
柏餅の葉っぱを食べる地域は無いというのが結論です。
その根拠としては主に3つの理由がありました。
・そもそも固くて不味い
・そもそも食べるための調理加工がされていない
・和菓子屋さんも食べないことが当たり前と言っている
少なくとも、
柏餅の葉っぱを食べるために調理加工して出している地域が確認できない以上、
地域性は無いものだと結論付けられます。
昔は今ほど正しい情報がなかなか伝わらない時代です。
桜餅と混同して伝わった家庭も多いはず。
しかも、柏餅の葉っぱに使われるサルトリイバラは、
香り付けのためで、しっかり洗っているわけでも無いとか。
洗うとふにゃふにゃになりますからね。
中国産のサルトリイバラも多いようですし、
外側には多少の農薬も残っているかもしれないので、
なるべくなら食べないほうがいいと私は思います。