洗濯しているのに黄ばみが襟や袖に残る!
洗濯機を開けて確認する度に、「まだ取れていない・・・」と落ち込むことも多いでしょう。
しかもそのまま黄ばみを放置しておくと、ほこりなどが付着して今度は黒ずんできてしまうんですよね・・・。
実は、黄ばみについてはただ洗濯をするだけでは黄ばみを白く綺麗に落とすことは出来ないのです。
ここでは、服の黄ばみを綺麗に落とす方法や黄ばみの元について詳しくご説明いたします。
洗濯しても黄ばみが襟や袖に残る場合落の落とし方
まずは、早速黄ばみを綺麗に落とす方法をご紹介いたします。
服の黄ばみを落とすには、漂白剤を使うことが一番有効です。
しかし、漂白剤といってもかなり沢山の漂白剤があってどれを使ったらよいのか迷ってしまいますよね。
漂白剤については、大きくわけて「塩素系漂白剤」と「酸素系漂白剤」があります。
- 塩素系漂白剤
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柄物の衣類では一緒に柄まで落としてしまうくらい、漂白力が強いです。
- 酸素系漂白剤
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塩素系に比べると漂白力は落ちますが、柄物でも色落ちすることなく漂白させることが出来ます。
つまり、真っ白なワイシャツなどでは塩素系漂白剤を、その他の柄ものや色物の服については酸素系漂白剤を使うことが大切です。
また、漂白剤は粉末タイプの方が落ちがよいです。
おすすめの漂白剤をご紹介しておきますね。
- シャボン玉 酸素系漂白剤
- ワイドハイター粉末 酸素系漂白剤
では、黄ばみが軽い順に黄ばみの落とし方を見ていきましょう。
- 黄ばみレベル★
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40度くらいのお湯の中に漂白剤を入れ、1日つけ置きします。
その後流水で洗い流して洗濯を回します。
もしも黄ばみが残っている時には、流水で洗った後に固形石鹸でもみ洗いしましょう。
- 黄ばみレベル★★
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台所用洗剤を黄ばみのある部分につけて歯ブラシなどで軽くこすります。
色物の場合はあまりこすると色素まで抜けてしまうので注意しましょう。
こすった所を綺麗に水で洗い流し、40度くらいのお湯に漂白剤を混ぜて30分程つけ置きした後、普通に洗濯をします。
- 黄ばみレベル★★★
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黄ばみ以外にも黒ずみまで見えてしまっている時には、漂白剤と重曹を使いましょう。
漂白剤と重曹をスプーン一杯ずつ何かに入れて練り、ペース状にします。
それを黄ばみの場所に塗り、ドライヤーで熱を与えましょう。熱は40度くらいで十分です。
最後に普通に洗濯して完了です。
また、あまりにも長時間放置されていた黄ばみは鍋に入れて煮出しましょう。
この方法はクリーニング店でも行っていることです。
鍋1Lに食器用洗剤を小さじ2、漂白剤を小さじ1入れて弱火にかけます。
その後服を鍋の中に投入し、弱火でじっくりと30分以上かき混ぜながら煮ます。
この時に、初めは泡が沢山でてくるのですが、吹きこぼれないように注意しながらかき混ぜましょう。
火を止めてそのまま1日放置します。
その後普通に洗濯をしましょう。
- 黄ばみレベル★★★★
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上記の方法を全て試しても綺麗にならない時には、
プロのクリーニング店にお任せをしましょう。
クリーニングに出す時には、黄ばみのある場所をしっかりと伝えることが大切です。
黄ばみを予防する方法ってあるの?
黄ばみは、上記の方法で何とか綺麗にする方法がありますが、出来ることなら黄ばみを初めから予防したいものです。
黄ばみはどうやったら予防できるのでしょうか?
こまめに洗濯をする
衣類は着れば着ただけ皮脂などの見えない汚れが付着するものです。
そのため、沢山汚れがついていると落ちにくくなるので、こまめに洗濯をして皮脂の汚れを残りにくくしましょう。
- 洗濯をする前に前処理をする
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前処理をすると、洗濯をしている時にかなり汚れはおちます。
前処理を行う時には、特に汚れが付きやすい襟や袖を重点的に行いましょう。
- 衣類を着る前に工夫する
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汚れが目立ってきそうな所にろうそくのろうを塗っておいたり、服用の防水スプレーも効果があります。
脇には汗脇パットを購入した時にあらかじめつけておくとか、襟にはベビーパウダーをつけるといったことも効果があります。
- 洗浄力を上げる
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洗濯をする時に、毎回酸素系の漂白剤を入れながら洗濯をすることで、普通に洗濯をするよりも洗浄力はアップしますので、黄ばみもなかなか出てこなくなります。
- 収納する時には高温多湿を避ける
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高温多湿は一番黄ばみが発生しやすいです。
もしもこのような場所での保管しか出来ない場合は、除湿剤を使いましょう。
- クリーニングに出す時は黄ばみのある場所を伝える
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例えば、汗をかいている時には汗のことを、
黄ばんでシミになっている所はシミの場所を教えてあげることで、
クリーニング店の人もそれ専用の洗い方をしてくれますので、
何も言わずにクリーニングに出すよりも綺麗に悩んでいる場所が綺麗になります。
洗濯したのに急に黄ばみが!発見しずらい隠れた黄ばみの元!
黄ばみについては、洗濯をした時にはなかったのに、なぜか急に黄ばんでくることがあります。
また、衣類を綺麗にするためにクリーニングに出したはずなのに、
クリーニングから帰ってきたら黄ばみが出てしまったということもあります。
これは一体何が原因なのでしょうか?
このような黄ばみの原因は、見えない皮脂の汚れが綺麗に落ちていないことが原因です。
つまり、クリーニングに出した時には目に見える黄ばみや汚れは綺麗に落ちているかもしれませんが、
目に見えなかった汚れが落ちなかったことで、時間が経つとともに酸化し、黄ばみが出てきてしまうということです。
これは、クリーニング店でも目に見えない黄ばみについては発見できませんし、仕方が無いことなのですが、
クリーニング店ではよくある苦情です。
まとめ
服の黄ばみについては、普通に洗濯をしていてな綺麗に汚れは落ちないということが分かりました。
しかし、黄ばみがついてしまった時には、家庭で落とす方法がありますので、
黄ばみの程度に合わせて実践してみてくださいね。
最終的に何をやっても黄ばみが綺麗に落ちない時には、クリーニングを使うことをおすすめします。