赤ちゃんがミルクからご飯を
食べられるようになる練習が離乳食です。
生後5か月を過ぎ、
離乳食を始めてみたけど
これであっているの?
なんて感じていませんか?
離乳食は特に初めての子の場合
分からないことだらけで
不安になりますよね。
進め方や食べる量、
ミルクはどうするのか、
などなど疑問点は
たくさんあると思います。
そんな方のために、
離乳食の進め方を
ご紹介したいと思います。
離乳食の進め方とミルクの与え方
離乳食が始まると悩みがちなのが
ミルクや母乳をどのくらい
あげていいのか、ですよね。
ここでは離乳食の進め方と
ミルクの与え方を合わせてご紹介します。
まず、離乳食は大きく分けて
4つの時期に分かれています。
・5~6ヶ月頃(ゴックン期)
・7~8ヶ月頃(モグモグ期)
・9~11ヶ月頃(カミカミ期)
・1歳~1歳半頃(パクパク期)
です。
この4つの時期に分けて
ご紹介しますね。
まず、5~6ヶ月頃(ゴックン期)です。
この頃はミルクや母乳以外の
食べ物を飲み込むことに
慣れさせる時期です。
そのため、栄養バランスや食
べる量は気にしなくても大丈夫です。
はじめは1日1回食からはじめ、
1ヶ月くらいして慣れてきたら
午前と午後の2回食にします。
このペースも赤ちゃんが
慣れるペースに
合わせてあげて大丈夫です。
うまくいかなくても
のんびりマイペースに
進めていきましょう。
この時期はミルクや母乳は
赤ちゃんが欲しがるだけ与えます。
いつもの授乳時間の1回を
離乳食+ミルクまたは母乳にする、
という感じです。
筆者の場合は、午前中の2回目の授乳が
9時から10時頃だったので
この時間を離乳食タイムにしましたよ。
離乳食の栄養が1割、
ミルクや母乳の栄養が9割くらいになり、
ほとんどがミルクや母乳から
栄養をとっていることになります。
次は、7~8ヶ月頃(モグモグ期)です。
この時期は口をもぐもぐ
動かして食べる練習をする時期です。
自分から食べる意欲があり、
ゴックンが上手にできるようになったら
この時期にレベルアップします。
1日2回食にし、
舌で押しつぶして
食べられるものを与えます。
この頃もミルクや母乳は
欲しがるだけ与えましょう。
離乳食の栄養が1~3割、
ミルクや母乳からの栄養が7~9割くらいで、
まだまだほとんどが
ミルクや母乳からの栄養摂取です。
続いて、9~11ヶ月頃(カミカミ期)です。
1日3回の大人と同じリズムで食べ、
手づかみ食べなどで食べる
意欲を育てる時期です。
食べ物に手をのばしたり、
口をもぐもぐするのが上手になったら
この時期にレベルアップです。
母乳は赤ちゃんが
欲するままに与えて大丈夫ですが、
ミルクは1日5回程度まで
リズムを付けて与えます。
この頃には離乳食とミルクや
母乳からの栄養が半々に
なるくらいになっています。
最後は、1歳~1歳半頃(パクパク期)です。
この頃には離乳の完了を目指します。
手づかみ食べや1日3回の
リズムが整ってきたらこの時期です。
大人と一緒に食べることができ、
大人の料理のとりわけでも
離乳食を作ることができます。
母乳やミルクは離乳の進行に
応じて減らしていきます。
3回の食事をしっかり
食べられるようになったら
卒乳・断乳してOKです。
この頃には離乳食から
ほぼ100%の栄養を
とれるようになることが目標です。
以上が離乳食の進め方と
ミルクの与え方でした。
悩むことが多いと思いますが、
赤ちゃんの様子を見て
赤ちゃんのペースに合わせて
あげましょうね。
離乳食の進め方と量の例
ミルクの与え方は分かったけど、
離乳食自体の量は
どのくらいあげたらいいのかも
難しいですよね。
そこでお次は離乳食の量の
進め方をご紹介します。
まず、5~6ヶ月頃(ゴックン期)です。
はじめはいろいろな食材に
慣れることが目標なので、
ひとさじずつから始めます。
ひとさじは小さじ1杯のことです。
慣れてきたら徐々に増やし、
1ヶ月ほどかけて10さじ
くらいまで増やしていきましょう。
お粥5さじ+野菜4さじ+
たんぱく質1さじ
といった感じです。
2か月目には12さじくらいまで
食べれるようになると思います。
次は、7~8ヶ月頃(モグモグ期)です。
脂身のないお肉に挑戦したり、
形をみじん切りに
したりしてみましょう。
この頃の1日のトータル量は、
・穀物(お粥や麺・パンなど)50~80g
・野菜・果物20~30g
・たんぱく質
魚や肉なら10~15g、豆腐なら30~40g、
卵なら1/3個、乳製品なら50~70g
です。
1日2回食の場合はこれを
半分にした量が
1食の目標量となります。
続いて、9~11ヶ月頃(カミカミ期)です。
5分粥や軟飯にチャレンジしたり、
バターなどの油も
少量浸かっていける時期です。
食べられる食材が増え、
大人の料理のとりわけもできてきます。
この頃の1日のトータル量は、
・穀物80~90g
・野菜・果物30~40g
・たんぱく質
魚や肉なら15g、豆腐なら45g、
卵なら1/2個、乳製品なら80g
です。
1日3回食の場合は
これを3等分にした量が
1食の目標量となります。
最後は、1歳~1歳半頃(パクパク期)です。
この頃には肉団子くらいの
硬さのものが食べれるようになり、
ほとんどの食材が摂取可能です。
1歳からははちみつも
使えるようになり、
料理の幅が広がってきます。
この頃の1日のトータル量は、
・穀物80~90g
・野菜・果物40~50g
・たんぱく質
魚や肉なら15~20g、豆腐なら50~55g、
卵なら1/2~2/3個、乳製品なら100g
です。
こちらも1日3回食の場合は
これを3等分にした量が
1食の目標量となります。
以上が各時期の離乳食の量です。
赤ちゃんは胃が小さくこの量を
1食で食べられないことも
多いと思います。
そんなときはおやつを
取り入れていきましょう。
おやつはお菓子ではなく、
おにぎりなど3食で
食べきれない食材がおすすめですよ。
離乳食の進め方おすすめの本
分からないことだらけの
離乳食を進めていくにあたって
頼りになるのが本です。
そこでおすすめの
本を2冊ご紹介します。
まず、1冊目が『最新月齢ごとに「見てわかる!」離乳食新百科』です。
「たまひよ」から出た離乳食本で、
月齢別につくりやすいレシピが
わかりやすく紹介されています。
フリージングレシピなども載っており、
忙しい方にもピッタリの内容です。
2冊目は『みきママのスーパー離乳食&パパごはん 』です。
主婦の友から出た本で、
離乳食だけでなく
大人のご飯も作らなくてはならない
ママを手助けする内容となっています。
離乳食と大人のご飯を一緒に
作れるレシピはとても助かりますね。
どんな本を買おうか迷っている方は
ぜひ参考にしてみてくださいね。
まとめ
離乳食は分からない
ことだらけですよね。
ミルクや母乳は初めは
欲しがるだけあげて大丈夫です。
慣れてきたら徐々に離乳食の量を増やし、
ミルクを減らしていきましょうね。
離乳食本を1冊準備しておくと
さらに安心ですよ。
赤ちゃんのペースに合わせて
あせらず離乳を進めていきましょうね。