お歳暮に添える送り状(挨拶状)。
初めてお歳暮を贈ることになると分からないことだらけですよね。
私も最初はかなり戸惑いました。
お歳暮の送り状は必ず必要なものなのか?
送り状は手紙がいいのか?ハガキやeメールではだめなのか?
そして手書きでなくてはいけないのか?
送り状に関する疑問を解決します。
なお、
送り状に書く内容に関しては別記事にて例文などを紹介しています。
お歳暮に送り状は必要?なしの場合も
結論を言えば、必ずしも必要というものでもないようです。
しかし、あったほうが断然礼儀はありますね。
とはいえ送り状は、先方に直接訪問し渡す場合は必要ありません。
宅配などで直接渡せない(渡さない)場合には直接文言が言えないので、
送り状が使われます。
やはり品物だけよりも、感謝の気持ちがあるといいですよね。
身内家族や親しい知人・友人ならば、
お歳暮が届くころに電話で済ませてもいいでしょう。
もしお歳暮に送り状を添えていなかった(添えられなかった)場合は、
品物が届くころにつくよう別送で送り状を送りりましょう。
できれば品物が届くちょっと前に着くとベストです。
お歳暮の送り状は手紙orハガキorメールどれがいい?
注意点としては郵便法で封書(信書)をお歳暮などに添えて送ることはできません。
○信書に該当する文書に関する指針(平成15年総務省告示第270号)
より抜粋5 添え状・送り状
運送営業者、その代表者又はその代理人その他の従業者は、
その運送方法により他人のために信書の送達をしてはならないが、
貨物に添付する無封の添え状又は送り状は、この限りでないこととされている(郵便法第5条第3項)。(1)この規定は、
添え状・送り状が受取人や運送営業者にとって貨物の点検等を行う場合に有益な文書であり、
貨物を送付する際に添付されることが必要と認められることから設けられたものである。
したがって、添え状・送り状は、貨物という送付の主体があって、
その送付に関する事項が記載された文書が従として添えられる場合に限られるものである。(2)「添え状」とは、送付される貨物の目録や性質、
使用方法等を説明する文書及び当該貨物の送付と密接に関連した次に掲げる簡単な通信文で
当該貨物に従として添えられるもののことである。
- 貨物の送付に関して添えられるその処理に関する簡単な通信文
- 貨物の送付目的を示す簡単な通信文
- 貨物の授受又は代金に関する簡単な通信文
- 貨物の送付に関して添えられるあいさつのための簡単な通信文
- その他貨物に従として添えられる簡単な通信文であって、
上記アからエまでに掲げ る事項に類するもの(3)「送り状」とは、貨物を送付したことを通知する案内書のことであり、
具体的には、送5付される貨物の種類、重量、容積、荷造りの種類、個数、記号、代価、
受取人並びに差出人の住所及び氏名等当該貨物の送付に関する事項が必要に応じて記載されたもののことである。
封書を使う場合はお歳暮とは別送で、
お歳暮に添えて一緒に贈る場合は封をしない手紙かメッセージカードを使いましょう。
別送の場合ハガキは簡単でいいのですが、一律してハガキを使うのは考え物です。
正式には手紙を使い、ハガキは略式になりますね。
目上の方にはやはり手紙を使ったほうが礼儀を欠くことはないでしょう。
親しい間柄の方ならハガキでも問題はないでしょう。
間柄と書く内容で手紙かハガキを使い分けましょう。
デパートなどで注文し直送してもらう場合は、
お店によって送り状の対応が異なってきますのでちゃんと確認しましょう。
希望どうりにいかない場合は、
一度自宅に送ってもらって添え状などの対応をしたほうが無難です。
現在はeメールでも送り状としての役割をしっかりはたしますが、
当然ですが目上の人にeメールで済ますなんてことはやめましょう。
というかよっぽど親しい友人以外はeメールはお勧めしません。
お歳暮の送り状は手書きじゃなきゃだめ?
昔は手で書くしかありませんでしたが、今は印刷でも問題はないです。
贈る相手がたくさんいる場合はとてもじゃないけど書ききれませんしね。
送り状の印刷サービスなどもあるので活用するといいでしょう。
ただ礼儀として文末に手書きの一文を添えるといいですね。
やはり印刷文字だけってのは味気がないですから。
まとめ
直接お歳暮を渡すのが一番いいのですがそうもいかないので送り状に代えるわけですが。
封書をお歳暮に添えて宅配していけないことを知らない人も多いのではないでしょうか?
私もついこの間までぜんぜん知りませんでした。
- 直接渡すなら送り状は必要なし
- 目上の方には手紙
- 封書なら必ず別送
- 親しい身内はがきかメッセージカード
- 印刷OK(文末に手書きで一文があるとベスト)
- 身内なら電話でもOK
- eメールは最後の手段程度で
状況に応じてきっちり使い分けてください。