車を持っているなら必ず払わなくてはいけない自動車税。
その自動車税と言えば、排気量や車種などで納める金額が変わりますよね。
電気自動車に関してはエンジンを持たないので自動車税もかからないかと言えば、
そうではなく、排気量の一番少ない1,000CC以下の29,500円を納めることになっています。
しかし、電気自動車や燃料電池車など、これからガソリン車以外の車種が増えることを想定して、
政府は税金改革に乗り出しています。
ここでは、これからの電気自動車の税金がどうなるのかということに
焦点を当ててみました。
電気自動車の排気量換算によって税金はどう変わるのか?
自動車の税金は、今は地方税として払う「自動車取得税」と国税として払う「自動車重量税」があります。
そして、この自動車税の金額については、排気量と車種で金額を決めているのが現状です。
エンジンを搭載しない電気自動車については、先程もご紹介した通り、
排気量の一番少ない1000CCに値する29,500円が課せられています。
では、今後の税金についてはどう変わるのかというと、
政府は消費税が10%値上げされる段階で、自動車税を撤廃しようと考えているのです。
どういうことかというと、自動車取得税と自動車重量税を一本化して、
「環境自動車税」として地方に税金を払うシステムにする構想を練っているのです。
この環境自動車税の金額についてはどのようにして決めるのかというと、
「排気量」と「二酸化炭素の排出量」で決めるとされています。
電気自動車に関しては、二酸化炭素を排出する量はゼロなので、
もしかしたら今以上にかなり自動車税が優遇されることになります。
しかし、政府の税収が減少方向になるので、将来的には見直されるかもしれません。
モデルケース、リーフの自動車税&重量税はいくら?【2017年版の税金計算】
次に、電気自動車と言えば日本だと日産リーフが有名ですが、
日産リーフの自動車税はいくらになっているのでしょうか?
自動車税
リーフの自動車税は、新エコカー減税で75%も値引きされています。
では、いくら程支払うのかというと、約7,500円ほどの支払いになります。減税額は約22,000円になります。
重量税
重量税に関しては、車の重さ(0.5tずつ)で金額が変わります。
車の重量が0.5t増えると同時に金額が4,100円ずつ増えていくのですが、
リーフのようなエコカーについては0.5t増えるごとに2,500円ずつしか増えません。
そして、3年間はエコカー減税が使えますので、3年間は重量税が免除されています。
では、3年後、リーフはいくらの支払いになるのかというと、
リーフの重量は1,460㎏ですので、7,500円の支払いになります。
電気自動車の補助金と税金
電気自動車については、上記のようにガソリン車よりも国からの補助が受けられることが分かります。
では、この国から出る補助金については、どのように申請をして受けられるのかご紹介いたします。
補助金を受け取る場合には、まず、エコカーの車を購入し、ナンバープレートを付けたら「補助金交付申請書」を提出します。
すると、次世代自動車振興センター(NEV)で審査をし、各振込口座へと入金されます。
この補助金交付申請書を提出すると、購入してから4年間は転売したり他の車種への乗り換えが出来なくなります。
また、いくら程税金が安くなるのかということについては、
各都道府県にて金額が変わります。
自分の住んでいる都道府県がいくら安くなるのか確認したい時には、
「環境ビジネスオンライン」にて確認できます。
まとめ
電気自動車については、エコカー減税によってガソリン車よりも税金が安いことが分かりました。
また、補助金については都道府県によって変わりますので、
自分の住んでいる所をチェックしてみることをおすすめします。