ボールペンが薄い時の復活方法って何気に必要になりますよね。
今まさにサササッとボールペンで手紙を書こうと思ったら、
途中からボールペンの出が悪くなったり、インクの出にムラが出てしまい、
何とかインクが薄かったり、出ないボールペンを復活させたいとお考えのあなたに向け、
ここでは、そんなボールペンが薄い時の復活方法を原因別の対処法や予防法をご紹介いたします。
目次
ボールペンが薄い時の復活方法を原因別に紹介!
ボールペンが薄い時の復活方法にはいくつかの方法がありますが、
インクの出が悪い原因によって、対処方法が異なります。
まずは、ボールペンが出なくなってしまう原因と復活方法を見ていきましょう。
ボールペンの先部分に隙間が出来てインクが回っていない、または空気が入っている
ボールペンに隙間や空気が入る原因
ボールペンの中を見てみるとちゃんとインクが入っているのに、
書けない原因としてまず挙げられるのは、
ボールペンが直接紙に触れる丸い中芯部分にインクがしっかり回転してついていないことが挙げられます。
このようになる時は、ボールペンを水平よりも上向きにして書いている場合や、
天井や冷蔵庫などに紙を当てて書いているとよくトラブルになる現象です。
また、ボールペンの先を上にして置いおいても隙間や空気が入る原因になります。
なぜこのように水平よりも上向きにすると書けなくなるのかと言うと、
ボールペンのインクが重力で逆流していることが原因でボールとインクの間に隙間が出来ることで起こります。
症状がひどいと、明らかに空気が入ってしまいます。
また、安いボールペンだと、インクに層が出来て間に空気が入りやすくなっていたりもします。
ボールペンに隙間や空気が入った時の対処法
ボールペンの先を外側にして、遠心力を加えることで対処できます。
ボールペンのお尻に、輪ゴムや紐などをテープで付けてグルグル回します。
力技で、インクを強引にペン先に寄せてやることで、空気や隙間を解消するのです。
適当なサイズの袋にボールペンを入れて回転させても元に戻ります。
自転車があれば、ペン先を外側に向け、テープでスポークにくっつけてタイヤを回転させると簡単です。
※ボールペンは鋭利で危険です!ペンが飛ばないように最新の注意を払いましょう!
ボールペンの先部分に紙などのコーティング剤が巻き込まれている
ペン先にコーティング剤などが巻き込まれる原因
FAX用紙や感熱紙、また何か加工がされている紙の上でボールペンを使うと、
紙の表面にコーティングがされていることがありますのでボールペンがそのコーティングを巻き込んでしまうことがあります。
一度巻き込んでしまうとボールペンの中芯部分が回転しずらくなり、インクが薄くなったり書けなくなったりします。
ペン先にコーティング剤などが巻き込まれた時の対処法
- ティッシュを4枚机の上に敷き、ボールペンをその上から転がして摩擦力で元に戻すことが出来ます。
また、適当なサイズの袋にボールペンを入れて回転させても元に戻ります。 - きめの細かいタバコのフィルターを利用して、ボールペンの先をねじ込み10~20回ほどグリグリ回転させると元に戻せます。
- 目で見える巻き込んでしまったコーティング剤は、ティッシュなどを使って手で拭き取ります。
ボールペンの先でインクが硬くなって詰まっている
ボールペンの先でインクが硬くなる原因
ボールペンにキャップをせずに放置しておくとこのような現象になりやすいです。
ボールペンの先でインクが硬くなって詰まっている時の対処法
ボールペンの先部分を手の体温で温めてあげれば元に戻ります。
暖めた上で、ティッシュを4枚机の上に敷き、ボールペンを破らない程度にボールペンを転がすように書きます。
ボールペンの先に摩擦を起こしてあげることで、インクの詰まりを解消することが出来、中心部分にインクを供給してくれます。
※ドライヤーなどの高温を使わなくでも十分元に戻ります。
ドライヤーなどの高温で暖めすぎると、ボールペンのボール部分が破損したり、
熱で形がいびつになって故障の原因になりますのでドライヤーは使わないようにしましょう。
小手先では復活できない症状
インクが古く寿命がきている
長時間ボールペンを放置していると、溶剤が蒸発していきますのでインクが硬くなってきます。
硬くなると、当然インクの流れが悪くなり、書くときにインクの出が悪く、薄くなったり、書けなくなったりします。
ほとんどのインクは製造後3年以内が書ける目安とされています。
対処法
そもそも、インクの寿命ですので、出来るだけ新しい内にボールペンを使うことを心がけましょう。
また、ボールペンには製造年月日も記入してありますので確認してみることをお勧めします。
もしも3年以上経っている時はインクが蒸発しているので新しいインクに代えましょう。
そもそもインクが入っていない!
見た目ではインクがまだ残っているように見える場合でも、
実はもうインクがないということもあります。
対処法
ボールペンの替え芯を引き抜いてみましょう。
チップの下にまでインクが来ている場合は、外側からはまだインクがあるように見えても、
内部にはインクが残っていないので諦めて新しい替え芯を入れるか新しいボールペンを使いましょう。
ボールペンの中芯部分が故障している
ボールペンのボールと受け側の部分は、かなり精密に出来ています。
そのため、何か衝撃をその部分に与えてしまうとボールの形がいびつになり、
中芯部分が回らなくなってしまうのです。
対処法
この場合は、どんな方法を使っても復活させることが出来ないので、
新しいボールペンに変えるしか方法はありません。
ボールペンが薄くならないための予防方法
では、次に上記のようなトラブルを回避するための予防法をご紹介いたします。
- ボールペンの先部分にインクが回らない予防法
-
出来るだけ、ボールペンを水平よりも上向きに使わないこと。
また、まっすぐな線を早いスピードで書くとインクがついていかない時もありますので、
あまりスピードをあげてかかないことです。
- ボールペンの中心に空気が入る予防法
-
保管方法に気を付けましょう。
ボールペンはインクが下にいくようにペン先を下にして保管するようにします。
- ペンの先部分に紙などのコーティング剤が巻き込まる予防法
-
コーティング剤を使った紙の上では書かないようにすることが一番の対処法です。
どうしても書かなくてはいけない場合には、0.7mm以上の太めのボールペンを使うようにすれば、
コーティング剤を巻き込みにくくします。
- ペン先のインクが硬くなる予防法
-
極端な温度変化のある場所での保管はしないようにすることが予防法です。
ボールペンは温度の影響を得やすいものです。
低温の場所にボールペンを放置すればインクの粘りが強くなってしまいます。
また、高温多湿の場所では劣化が早くなります。
- インクの寿命予防法
-
出来るだけ早めにボールペンを使うのが理想ですが、
時間が経ってしまいそうな時は乾燥させないようにかならずキャップを付けて保管します。少しはインクの寿命が延びるかもしれません。
- ボールペンの中芯部分の故障予防法
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個体差にもよりますが、荒い使い方や、強めの衝撃には気をつけましょう。
小さな子供がいる時には、ボールペンを故障されないような場所に移動させることが予防法です。
また、落下しやすい場所への保管の避けましょう。
ボールペンは何度まで耐えられる?
先程、ボールペンは温度に影響が出るということはご紹介しましたが、
ボールペンはどこまでの温度なら耐えることが出来るのでしょうか?
なんとボールペンはマイナス10度~プラス60度までなら書くことが出来るのです!
また、マイナス10度~プラス60度の所から室温に戻しても書くことが出来ます。
しかし、書く所の表面が結露して表面が濡れている場合は書くことが出来なくなります。
とは言っても、ずっと高温のままの所や低温すぎる場所での保管は、先程もご紹介した通り劣化の原因になりますので、
出来るだけ室温で保管するように心がけましょう。
まとめ
お気に入りのボールペンならずっと使い続けていきたいですよね。
気持ちよく書けるボールペンを見つけるとそのペンばかり使いたくなるものです。
しかし、ボールペンのボール部分はかなり細密に出来ていたり、
温度の変化も受けやすいということが分かりました。
長く使うためにも保管場所には気を付けたいものですね。