あなたのまわりにもこういう方いますよね?
お酒を飲むと「顔が赤くなる人」と「顔が赤くならない人」
また、「お酒が強い人」「お酒が弱い人」
「お酒がまったく飲めない人」もいますよね。
この場合、ほとんど体質や遺伝が大きく関わってきます。
ちなみに酔いがまわるのが早いは
関係ありません。
それは自己管理の問題と、
お酒の種類を変えて飲んでいるのが原因です。
てすが、中にはそれとは別に起こることもあります。
それが「アルコールによるアレルギー反応」です。
私も体験したことがありますが、前触れも突然起こります。
そして、心配されるほど体にあらわれます。
では、一体アルコールアレルギーとは
どのようなものなのかみていきましょう。
アルコールアレルギーの症状ってどんなの?
アルコールアレルギーの症状は以下のとおりです。
顔:ほてり、赤み
全身:まだら模様の赤み、じんま疹、湿疹、痒み、脱力感
のど:詰まった感じ(息苦しい感じ)
鼻:詰まった感じ(鼻づまり、鼻水、くしゃみ)
呼吸器:喘鳴(呼吸するとヒューヒュー言う)、呼吸困難
消化器:吐き気、下痢、腹痛
ほかのアレルギーと同じ症状がアルコールでもあらわれます。
ですが、このような症状は
誰しもあるのではないでしょうか?
日本人の約半分の方は、アルコールを分解できる
酵素をもっていないと言われています。
アルコールは、肝臓で分解されると
「アセトアルデヒド」という物質に変わります。
もちろん分解されない「アセトアルデヒド」もいます。
そのアセトアルデヒドの行き場は血液です。
血液に流れ込み、脂肪細胞にちょっかいをかけることで
アレルギーの原因となる「ヒスタミン」を呼んでしまいます。
アルコールを飲むことでさえ、
じつはアレルギーを起こしやすくしているのです。
それに輪をかけたように、アセトアルデヒドが悪さをするため
アレルギー反応を起こさせてしまうのです!
逆に白人や黒人は完ペキにアルコール分解酵素を持っているため、
このような症状はあらわれません!
同じ人間なのにこんなに違うって不思議ですよね…
ですが、これ以外にも免疫力が低下しているとき、
疲れが取れていない、
生理前のホルモンバランスが崩れているときなども
同じような症状がでますので、今日はちょっと…と断る勇気も必要です!
アルコールアレルギーの検査ってどんなことをするの?
「自分がアルコールアレルギーがあるかないかなんて
お酒を飲んだら分かるんじゃないの?」
たしかにそのとおりです…
が、飲まなくても分かる検査があります!
- パッチテスト
これはアルコールテストで有名ですよね。
70%のエタノールを含ませたガーゼや絆創膏を
二の腕の内側柔らかい部分に7分間貼り付け、
剥がした10分後の皮膚の色を見ます。
精度はなんと90%以上!
これだとお家でも手軽にできますので、
時間があるときにしてみてはどうでしょうか?
少し材料を揃えないといけないため、ちょっと面倒だなーと思う方は
便利なパッチテストキットがあります。
- 血液検査
内科、アレルギー科、皮膚科で検査ができます。
血液を用いて遺伝子検査をしますので、
一番確実に判断できる方法です。
「アルコールを飲んでこんな症状がでた」!となれば、保険適用になりますが、
「念のため受けておきます。」という場合は、自費になりますので、
費用が心配な方は検査をする前に問い合わせておくとよいでしょう。
- 唾液検査
この方法でも検査できるようになりました。
インターネットサイトで検査キットを購入し、唾液を遺伝子検査が行なえる機関に送るだけで、
アルコール体質のチェックができる優れものです◎
10000円以内で購入することができます!
アルコールアレルギーの治療法とは?
残念ながらアルコールアレルギーの治療法はありません。
ですが、予防や症状を緩和させることで少しはよくなります。
一番は飲まないことです。
これが何よりの方法になります。
飲み会などは必ずノンアルコールにしましょう。
最近はノンアルコールの種類も増えてきています◎
どうしてもというときはアルコール度数の低いのを頼み、
ちょっと口をつける程度で終わりましょう。
もし、症状が出てしまった場合…
ただちにお酒はやめ、お水やソフトドリンクに切り替える!
新鮮な空気を吸いに外に出る!
湿疹などや赤みが出たら、冷たいタオルで冷やす!
これだけでも症状が少し緩和できます。
あとは、肝機能を高めたり、免疫力も高めるも大切です◎
最近、アルコールを飲めば飲むほど強くなるというがわかってきましたが、
アレルギーがあるのに無理して飲み続けると命にかかわる重大なことになりますので、
絶対しないでください。
まとめ
いかがでしたか?
通常のアレルギーでも怖いのに、アルコールという毒で
さらにアレルギーがでることは本当に怖いことです。
ですが、きちんと検査をすることで自分自身の体質がわかれば、
アルコールとの向き合い方も変わってきます。
少しでも心配だなと感じたり、症状が出てないだけで
本当は持ってるのかも?と思う方は
一度検査を受けてみてはどうでしょうか?