私の友人にとても
スレンダーな女性が2人います。
2人とも出産経験がありますが、
産後太りの解消に
苦労しなかったと言っています。
一人の女性は見るからに
いつも明るく元気で、
ハツラツとしています。
もう一人の女性は
とてもきれいな顔立ちをしていて、
母になっても男性にモテモテです。
高級ブランドの服を身にまとい、
会社の上司の男性から誘われて
高級割烹やレストランで食事をしたことを
SNSでも紹介しています。
しかしこちらの女性よく風邪を引き、
よくだるさを訴えて
顔色がさえないことが珍しくありません。
このスレンダーな2人には
大きな違いがひとつあります。
前者は何でも残さず良く食べてジムで
定期的に運動をしていることです。
そして後者の女性は食事を
1日に1~2食しか食べず、
主食は食べません。
食事抜きが健康にいいって本当?
健康状態を保つためには、
「よく食べ、よく動き、よく眠ること」
と昔から言われていました。
健康な体には食事が大切で、
栄養が不足すると筋肉や骨を作る
材料が足りなくなります。
ホルモンが正常に
分泌されるためにも栄養が必要で、
心臓を動かすにもエネルギーが必要です。
私は健康と思っていても、
不足しているカルシウムやたんぱく質を
骨や筋肉から削り取って
補給している場合もあります。
その状態が長く続くと、
体はいつかおかしくなります。
時々定期的に断食をしたほうが、
コンディションが整うと言う人がいます。
これは日頃の食生活で暴飲暴食が多い人は、
胃腸が慢性的に疲れているため
食事を抜くことで休ませることができて
疲労回復できるからです。
したがって正しい食生活を
送っている人には、
断食は必要ありません。
健康と食事の関係性を改めて見直してみよう!
健康な体を維持するためには、
バランスの良い食事を
規則ただしく食べることが大切です。
人の体が正常に発育し
エネルギッシュに活動する材料は、
食べ物から吸収するしか方法がありません。
当然のことですが、
食事量が不足し不規則に摂取すると
健康が維持できなくなります。
戦中・戦後の食糧難の時代には、
必要な栄養が摂れない子供達が多く
栄養失調で長生きできない人が
たくさんいました。
50歳くらいになるともう骨が曲がり
筋力を維持できず、
老け込んで寝込むことも
珍しくありませんでした。
今は食べ物が十分にあふれていて、
なんでも食べたいものがいつでも
食べられる時代になりました。
しかしその結果、栄養バランスの乱れや
カロリーの過剰摂取、
不規則な食事摂取のような問題が増えました。
それが生活習慣病の増加につながっています。
食糧難の時代とは違い、
世の中に溢れている食べ物の中から
必要な食べ物を選んで
組み合わせなければいけません。
日本人の死亡原因の6割以上が
「がん」「心臓病」「脳血管疾患」です。
これは食生活に気をつけることで
予防できるといわれています。
現在長寿県№1の県は、長野県です。
平成7年頃に1位になってから、
ずっと1位の席をキープしています。
長野県民が健康長寿の理由な理由は、
気候の良さと自然環境に恵まれて、
野菜や果物が豊富なことだと
言われていました。
しかし理由はそれだけではありません。
長野県には「健康長寿課」という
組織チームがあります。
30年以上前の長野県は、
脳卒中の死亡率のトップを走っていました。
しかし長野県では県民の食生活を調査して
減塩運動を始めて、塩分摂取量を控えるように
啓蒙活動を行いました。
その結果、脳卒中死亡率も低下していきました。
他にも「食事バランスガイド」を
イラストで表示しています。
望ましい組み合わせやおおよその量が
誰が見ても理解できるような
仕組みになっています。
そして3年に1回の県民の健康状態や
健康意識を知るための調査の実施や、
ウォーキングコースの紹介する
活動も行っています。
長野県民が健康長寿のトップを走るのは
恵まれた自然環境だけでなく
バランスや減塩を意識付ける活動が
この結果を生み出しています。
健康な状態を維持するために「食事」「運動」「睡眠」が大事!
健康管理を行う企業や医師たちの話によると、
健康な体を作るためには
「バランスが良い食事」「適度な運動」「十分な睡眠」が
必要だといいます。
この一つでも乱れると、
生活習慣病につながります。
特に近年どんどん増加している「肥満」ですが、
食べすぎだけが原因ではありません。
睡眠に問題がある人も、
肥満傾向にあることがわかっています。
健康状態を保つため、
または健康な体に戻すために、
その人の健康状態に合わせた
方法を選ぶことが必要です。
<健康な体づくりの基本>
① 食事に対する心がけ
食事の量や栄養バランスは、
無意識のうちに乱れていきます。
時々食べたものを書き出してチェックして、
バランスを整えるように振り返ります。
そして食べすぎにならないように
盛り付けの工夫をして、
外食が続く時はその前後に野菜を増やして
カロリーを少なくするなどの調節をします。
② 運動を取り入れる
日常で気軽に有酸素運動を取り入れるには、
ジムに通うよりも生活を活動的に
変えるほうが長続きします。
例えばエレベーターやエスカレーターの
利用はやめて、全て階段に切るかえることや
座って行っていた家事の作業を
立って行うということです。
これが継続できてから日々の暮らしに
ウォーキングを取り入れるなどして、
マイペースに続けていきましょう。
③ 良質な睡眠を意識する
睡眠中に分泌される成長ホルモンの働きで、
疲労回復や体内の不要な物質の排除が行われます。
そして成長ホルモンは、
脂肪燃焼効果の鍵も握っています。
レム睡眠・ノンレム睡眠が交互に行われないと、
成長ホルモンは正しく働きません。
規則正しい生活リズムや入浴などで、
良い睡眠が取れるように心がけましょう。
まとめ
スレンダー美人の2人の友人の違いの疑問から、
健康と食事の関係を考えてみました。
健康な体を作るには、
やはりバランスの取れた食事がとても大切です。
活動のエネルギーは、
心臓を動かすなどの生命を維持するためにも
常に消費されています。
そして摂取した糖質やたんぱく質などの栄養も、
骨や血管、免疫力を作る材料になります。
食事が不足していては、
それらを満たすことができません。
それらの材料が満たされなければ、
健康な体は維持できません。
この2人の友人のプロポーションの
よさをお手本に、
自分の健康管理をもっと積極的に
行っていこうと思います。