婚姻届を仏滅に出すときに離婚率が気になったりしてしまうものですね。
人生の一大イベントである結婚式や婚姻届の提出日などは、出来るだけ良い暦に合わせたいというのが人の性です。
また、自分達があまり暦を気にしていなくても、周りの人達から色々言われて日にちを変更したという人もよく聞きます。
あまり良くない暦というとやはり「仏滅」ですよね。
でも、本当に仏滅にこのような記念になる日を合わせると良くないのでしょうか?
調べてみました。
婚姻届を仏滅に出すと離婚率が高い?
婚姻届を提出する時には「仏滅は避けろ」と親に言われたカップルも多いと思います。
その理由としては、仏滅に籍を入れると離婚率が高いからだと信じられているからです。
では、実際には本当に仏滅に籍を入れると
離婚率が高いのかと言いますと、
全くそのようなことはありません。
むしろ、仏滅に籍を入れたカップルの方が
離婚率が低いというデータすらあるのです。
確かに、大安や友引に比べると籍を入れる人数も少ないので
離婚する確率も少なくはなるのですが、
大安に籍を入れた人でも友引に籍を入れた人でも、
離婚する時は離婚します。
つまり、大安や仏滅などの六曜にいちいち振り回されているよりも、
そんなことは気にしないくらい大きな気持ちを持ったカップルの方が
上手くいくということもあるということです。
大切なのは、暦よりもお互いを尊敬し合う気持ちがこの先一番大切になってくるのです。
見方を変えれば仏滅は大吉!
仏滅は、「神様が滅するほどの大凶日」と言われていますが、
そこまで最悪な日に入籍をするということは、次の日からはそれ以上落ちることはないということです。
つまり、婚姻届を出した今が一番底辺の状態だから、
これからの二人の生活はずっとこれ以上の悪いことは
起きないという考え方もできるのです。
仏滅の日が滅びるという考えであれば、
新たに始まる日とポジティブに考えることも出来ます。
ちなみに、結婚式など何かしらの予定で、
仏滅など当日の六曜が気になる方は、
こちらで六曜を確認できます。
婚姻届を仏滅に出すといいとされる時間帯ってある?
仏滅にもしも婚姻届を提出する場合は、良い時間帯はあるのでしょうか?
残念ながら、仏滅は1日を通して縁起の悪い日だと言われています。
そのため、”この時間帯なら大丈夫!”という時間はありません。
しかし、昔からお祝い事は午前中に行うということは良く言われますよね。
その理由としては、
- 幸先(幸せなことは先がよい)ということから、いいことが起こる前兆ととらえて午前中に行う
- 先勝の意味から、先んずれば勝ちというイメージから午前中に行う
- 午前中に限ってしまうことで、午後からの用事や来客に対応することが出来るという気配りから午前中に行う
という3つの理由があります。
そのため、六曜に関係なくお祝い事に適している時間帯は10~11時の間とされています。
結局はあまり気にしないこと
では、どのくらいこの六曜を気にするのが良いのでしょうか?
この問題は、その人がどこまで六曜を信じているかにもよりますが、
基本的にはあまり気にしなくても良いです。
例えば、一説によると、仏滅が縁起が悪いと定めたのは結婚式場の人達が決めたとされています。
結婚式場では、万遍なく結婚式を挙げられると
結婚式場で働く彼らの休みが取りづらくなるからだと言われているからです。
また、あまり気にしなくても良い理由としては、
この六曜は仏様とは何も関係がないことから、明治時代に一度廃止された暦だからです。
本当にこの暦がかなり私達に影響を与えるのでしたら、
明治時代に一度廃止するなんていうことはありえませんよね。
科学的根拠が全くないものが六曜とされているので、あまり気にしなくてもよいのです。
それでも婚姻届を仏滅に出す時に反対されたら?
しかし、いくら自分達が仏滅に婚姻届を出したいと思っていても、
周りの人達から反対されてしまったら、気分よく二人で決めた日に婚姻届を出せませんよね。
このような時には、周りの人達の言うことも聞いておく方がよいです。
何故かと言いますと、結婚とはお付き合いが二人だったのが家族間でのお付き合いになってきます。
そのため、周りが反対した日に婚姻届を提出するということは、
その時点で周りからの反対を押し切っていることになりますので、
結婚後の良好な関係を築く第一歩がもう崩れてしまうことにもなりかねないのです。
どうしても仏滅でなければいけないという理由がない限りは、
今後の親族間の関係を良好なものに出来るように、こちらから折れることも選択肢に入れておきましょう。
婚姻届を仏滅に出すと離婚率が高いって本当なのか?まとめ
仏滅に婚姻届を提出すると離婚率が高くなるということは迷信だということが分かりました。
そもそも六曜は明治時代には一度廃止されたくらい科学的にも根拠のないものです。
そのため、もしも婚姻届の提出したい日が仏滅だった場合でも二人の今後の結び付き六曜が原因で変わることはありませんので、
安心して提出しに行きましょう。
しかし、もしも周りの親族から仏滅に婚姻届を提出することに反対されている場合には、
これからの親族付き合いを良好に保つためにもここちらから折れておくことも賢明な選択です。
どうしても仏滅でないといけない理由がある場合には、お互いの親族にきちんと説明をして、
双方の親族が納得してから婚姻届を提出しに行きましょう。